『ウルフ・オブ・ウォールストリート』狂喜乱舞…そして

もくじ

1.イントロダクション

1980年代から90年代にかけてのニューヨーク周辺を舞台に、ウォール街の金融業界の裏側を描いたこの作品は、豪華絢爛なライフスタイル、権力の乱用、そしてその裏に潜む人間ドラマを鮮烈に映し出しています。この映画を観ることで、金融業界の光と影、そして人間の欲望の深さをしることができます。

2.ネタバレ

2-1.ストーリーの概要

ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ)という実在の株式仲買人の成功と堕落を描いています。彼は若くしてニューヨーク周辺の金融業界に飛び込み、自分の証券会社ストラットン・オークモントをロングアイランドに立ち上げます。

彼の魅力と無謀なビジネス手法で急速に富と名声を手に入れますが、それは同時に違法な手段と薬物、放蕩生活の始まりでもありました。

2-2.主要キャラクターの運命

  • ジョーダン・ベルフォート(レオナルド・ディカプリオ) 若くして巨万の富を築いたカリスマ的な証券ブローカー。ドラッグと豪遊に明け暮れる。
  • ドニー・アゾフ(ジョナ・ヒル) ベルフォートの右腕であり、ビジネスパートナー。彼もまた、豪遊とドラッグに溺れる。
  • ナオミ・ラパリア(マーゴット・ロビー) ベルフォートの第二の妻。美しさと知性を兼ね備えた女性。
  • マーク・ハンナ(マシュー・マコノヒー) ベルフォートがウォール街で初めて働いた時のメンター。彼の生き方に大きな影響を与える。
  • パトリック・デナム(カイル・チャンドラー) ベルフォートを追うFBI捜査官。粘り強く捜査を続ける。

ジョーダンの成功は彼のパートナーであるドニーや、魅力的な妻ナオミ(マーゴット・ロビー)との関係に大きな影響を与えます。彼のビジネスが成長するにつれて、仲間たちも次第に法の網に絡まれ、連邦捜査局(FBI)の捜査が迫ります。
特にFBI捜査官パトリック・デナムとの対決は物語のクライマックスとなります。

2-3.結末とその影響

最終的に、ジョーダンはFBIによって逮捕され、懲役刑を受けます。彼の華やかな生活は崩壊し、多くの財産を失いますが、その後は講演者として再起を図ります。
この映画は、成功と堕落の物語を通じて、欲望とその代償について深く考えさせられるものとなっています。

3.どんな時に観たくなる?

3-1.刺激が欲しいとき

日常生活に刺激が欲しいと感じた時、この映画はぴったりです。ジョーダンの豪華で刺激的なライフスタイル、激しい取引の世界、そして法のギリギリを行くスリリングな場面は、視聴者に強烈なエンターテインメントを提供します。(R15指定) 179分

3-2.成功の秘訣を学びたい時

成功の秘訣やビジネスの極意に興味がある人にとっても、この映画は魅力的です。ジョーダンの野心、リーダーシップ、そしてカリスマ性は、ビジネスにおける重要な要素を学ぶ手がかりとなります。もちろん、彼の手法には違法なものも多いですが、そこから倫理の大切さを学ぶこともできます。

4.おすすめの映画

  1. 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)
    レオナルド・ディカプリオ演じるフランク・アバグネイルが、若干18歳でパイロット、医師、弁護士としての身分を偽り、詐欺を働く実話に基づくスリリングな逃亡劇です。

    彼は巧妙な手口で多額の小切手詐欺を行い、FBI捜査官カール・ハンラティ(トム・ハンクス)との緊張感あふれる追跡劇が見どころです。
  2. 『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(2015年)
    アダム・マッケイ監督のドラマで、2008年のリーマンショックを予測し、それを利用して利益を上げる投資家たちの物語。クリスチャン・ベール、ライアン・ゴズリング、スティーヴ・カレル、ブラッド・ピットなどの豪華キャストが出演しており、複雑な金融用語をわかりやすく解説しながら進行します​。

まとめ

1990年代を社会人として働いた者としては、いい意味で非現実的な世界観でした。
最終的には懲役になりますが、ベルフォートの社員を鼓舞して個々のモチベーションを高め、全体のパフォーマンスを上げて、その結果稼いだ金を使ってやりたい放題やってるところは、うらやましく思えますね。
とにかく金、女、ドラッグ、がテーマの映画ですが、リスクを取って成功を追い求める姿勢と、その代償について考えさせられる作品です。


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